ケニア国エイズ対策強化プロジェクトフェーズ2終了時評価調査(評価分析)が始まります。

2013-07-24

ケニア国エイズ対策強化プロジェクトフェーズ2終了時評価調査(評価分析)が始まります。

JICAは、2006年7月から2009年6月まで、「HIV検査数の年間10%の増加」をプロジェクト目標とした「エイズ対策強化プロジェクト」を実施し、HIV検査の量的拡大を支援しました。同プロジェクトでは、従来のVCTとPITC等をHTC(HTC: HIV Testing and Counseling)サービスとして一本化すべく、「国家HTC政策ガイドライン」の策定を支援し、関連するオペレーショナルマニュアル等の策定、HTCサービスに関連する人材の育成、VCTサービスの質保証のための同サービス認定制度の強化等を実施し、他パートナーとの協働のもと、プロジェクト目標を達成しただけでなく、ケニア国のHIV検査受検数増加に大きく貢献しました。

一方、同プロジェクトによる協力の結果、限られた資源の集約を図り、各種HIV検査をHTCサービスとして統一したものの、「15歳以上のケニア国民の80%がHTCを受検する」という国家目標(ユニバーサルアクセス)達成にはまだ距離があります。また、HTCサービスの量的拡大が目標とされる中で、検査が正しく実施され、その結果が本人に伝えられるとともに、必要なケアとサポートが提供され、感染の拡大が予防される必要もあります。このような状況の下、上記政策ガイドラインを実行に移すために必要となる具体的な方策の策定と現場への普及を図ることが、良質なHTCサービスの確保及び普及に不可欠であることから、JICAはケニア公衆衛生省からの要請に応じ、「エイズ対策強化プロジェクトフェーズ2」(以下、本プロジェクト)を通じた支援を行うこととなりました。

本プロジェクトは、公衆衛生省国家エイズ性感染症対策プログラムをカウンターパート(C/P)機関として、「良質なHTCサービスを拡大するための中央政府、州、県の同サービスプログラム運営管理調整能力の強化」をプロジェクト目標に、2010年1月より2014年1月までの4年間の予定で実施しています。今回実施する終了時評価調査は、2014年1月のプロジェクト終了を控え、ケニア側評価団員と合同でプロジェクト活動の実績、成果を評価、確認するとともに、今後のプロジェクト活動に対する提言及び今後の類似事業の実施にあたっての教訓を導くことを目的とします。

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