ナイジェリア国ナイジェリア疾病予防センター検査室機能強化計画協力準備調査が始まります。
2017-08-01
ナイジェリア国ナイジェリア疾病予防センター検査室機能強化計画協力準備調査が始まります。
本事業は、連邦首都区に位置するナイジェリア疾病予防センター(Nigeria Center for Disease Control:NCDC)国家標準検査室敷地内にBSL3の封じ込め検査室を設置することにより、感染症対応及びサーベイランス機能体制の強化を図り、もって当国及び周辺国における感染症の予防、拡大防止に寄与するものです。
2010年に感染症のサーベイランス、予防、緊急対応及び調査能力の向上等を目的としてNCDCが設立され、ナイジェリアにおける検査室ネットワークの中心的な役割を果たしています。しかし、高病原性病原体の詳細な検査を行う封じ込め検査室がないこと等が、迅速且つ確実な感染症の検知の阻害要因となっています。実際に2014年に当国でエボラ出血熱が流行した際には、検査室ネットワークが十分に整備されていないため迅速な検知が行えなかったことがありました。