ラオス・コミュニティ開発支援無償

3月18日(水)にラオスの首都ビエンチャンの保健省で開催された、「南部地域保健サービスネットワーク強化計画」の機材調達に係る入札の評価を行ってきました。このプロジェクトは、JICAが実施するコミュニティ開発支援無償の枠組みにおいて、ラオスの南部4県を対象とし、保健医療サービスが届きにくい遠隔地の保健センターの新設や改築、医療機材の整備を行うものです。

ラオスには10年ぶりに渡航しましたが、同国の近年の目覚ましい経済成長を物語るかのように、首都は道路も舗装され、商業ビル等も増えて活気にあふれる印象でした。一方、市内の市場では新鮮な食材や伝統的なお菓子、衣類や日用品などが混然一体として売られ、海外から訪問する者の目を楽しませてくれます。

ビエンチャン市内の市場(タラート・クオディン)の様子。

都市部の発展の一方で地方では未だ保健医療サービスへのアクセスが限られた地域が多く、医療施設の強化や医療人材の育成は引き続き同国の課題となっています。今回の入札を通じて調達される機材が保健施設に届き、保健課題の解決に資することが期待されます。

夕暮れのメコン川。対岸がタイです。