カンボジア王国 無償資金協力

院内の風景

院内の風景

調査に行く国々では、医療機器の管理は常に懸念事項であり、調達を計画・検討する際にも重要なチェック項目です。管理体制が整っていない施設に、管理の必要な機材調達を計画するわけにはいきません。

今回紹介する施設は、カンボジア王国首都のプノンペンにある日本の無償資金協力で建設され、また医療機材の管理を技術協力プロジェクトで支援していた施設です。

 

17年の年季の入った検診台

17年の年季の入った検診台

ワークショップ

ワークショップ

長期の継続的な使用をしているにも関わらず、痛みが少なく、大事に使って頂いていたことが見てすぐ分かる施設、機材が多い事が印象的です。写真は産婦人科用の検診台です。17年も毎日、患者さんを乗せて検査をしていた年季を感じさせません。きちんとした丁寧な手入れがされてきたのでしょう。

技術協力プロジェクトにて協力を受けていた医療機材の管理ですが、病院の中には各種工具が取り揃えられ、ひと通りの機材点検や修理が出来るような設備が備えられ、信頼のおける技術を有した職員が働いています。

小さな細かい故障も丁寧に作業をするよう教育を受けているようです。病院の作業場では傷んで修理の必要となった機材の調整や修理にあたるスタッフの熱心な姿が見ることができました。

修理作業にあたるスタッフ

修理作業にあたるスタッフ

 

 

 

 

 

 

レストラン

レストラン

カンボジアでは、レストランや物産店に行っても、料理や民芸品にカンボジアの人々の繊細な感性が活かされた芸術作品を楽しむことができます。こういった様々な分野で活かされる技術や精神があるからこそ、医療という場においても、患者さんに対する親切な対応のみならず医療機材などの丁寧な扱いが出来るのだろうと痛感いたしました。

猫

訪問者である私達にも丁寧な挨拶をしてくれる病院スタッフのホスピタリティに惹かれ、院内の涼しい環境に逃れてきた猫を発見しました。年間を通じで最高気温が30℃を上回るカンボジアでは猫が一番快適な空間を知っているようです。