油は旨味~その後~

今回のセルビア渡航前に見たテレビの健康番組(ダイエット系だったと思います)で、麻薬の次に中毒性の高い危険な食べ物として紹介されていたのが・・・。

「油」

その番組によりますと、油中毒になると味覚が麻痺して味がわからなくなり、こってりした料理を沢山食べてしまうとのこと(確かそんな感じでした)。

で、油中毒から立ち直るための対策は「旨味成分」なのだそうです。

具体的に何をするかというと、ペットボトルに水と昆布を入れてできた旨味成分水を作り、家のあちこちに置いて、気が付くごとに一口飲んでいるうちに、麻痺した味覚が取り戻せるそうです。(これもテレビ番組の受け売りなので、真偽は不明です)

マヨネーズ大好きの私は油中毒疑いと自己診断し、味覚を改善すべく、普段ならば絶対に恋しくなることのない昆布を2パックも購入して、いざベオグラードへやってきました。

1週間先にセルビアに赴任していた同僚に会ったところ、開口一番

「私、カイマック中毒になっちゃいました!」

カイマックとは・・・?あのチーズとバターの中間のような、脂肪たっぷりの体にはあまり良くなさそうな、そしてダイエットにもよくなさそうな、あのカイマック・・・。

これです。カイマック。

テレビで見たばかりの油中毒が、こんなところで現実に・・・。

以前のブログで「油は旨味」の記事をかいた同僚は、わずか1週間でカイマック中毒になり、毎日カイマックを食べたい欲求を抑えられないとのことでした。私の油中毒疑惑は、大した問題ではないことに気が付きました。

その後、同僚は自制心をフル稼働してカイマックを食べたい衝動を抑え、カイマック断ちに成功し、無事に中毒から立ち直りました。よかったです。

そして、私の昆布水・・・。

用意はしましたが、飲んでもあまりおいしくないし、そのへんにおいてもあまり気づくこともないし、そうこうしている間に1週間近く経過し、もはやこの水、飲んで大丈夫なのか?と心配になり、それ以来昆布水を作ることはやめました。

張り切って買った昆布2パックは日本に持って帰ります。