ペット大国:にゃんこ編・その後

以前、にゃんこ編でご紹介したカフェの看板にゃんこ。

なんと先々月、カフェが潰れてしまったのです(涙)。

 

ベオグラードではお店が開店したり潰れたりは日常茶飯事で、下にあるカフェたちも潰れては新しいお店ができて・・・ということを繰り返しています。

 

で、潰れたカフェが再び開けられ、新装開店の準備が進められているところ、このにゃんこが近所をかっ歩していたので、オーナーさんと一緒に戻ってきたのね、と喜んでおりました。

以前に比べてよく近所をかっ歩しているので、仲良くなろうとじわじわと近寄り、接触を試みました。

最初は敬遠されていましたが、なでなでできる仲になり、カフェの前でなでなでしていたところ、知らないセルビア人のお兄さんが寄ってきて、「この子を養子にもらってくれない?」とのびっくり発言を・・・。

 

「うー、養子は無理だなぁ。ここのカフェの子じゃないの?お兄さんが引き取ってあげたら?」と言ったのですが、「うちには13歳のねこがいるから無理。この子かわいいんだよ」

 

確かにかわいい。けど養子はやっぱり無理・・・と思いつつ、その日から、心なしかかっ歩している姿も寂しげに思えてしまい、このにゃんこが無事に生きていけているか心配になり、通るたびに探すようになりました。

 

よく出没しているのは、正面の高校の入り口です。

ちゃんと食べてるのか心配で、えさを持っていってあげたいなぁと思っていたところ、カフェのとなりのネームプレート屋さん(にゃんこ2匹在住)の前にねこの餌がおいてありました。時々なくなっているので、食べているみたいです。よかった・・・。

 

このにゃんこがこの界隈で元気に生きていけますように見守りたいと思います。(ただ心配しながら探しているだけですが)

 

セルビアあるある⑤-Plazma

まだプロジェクトが始まってあまり経っていないある日のベオグラードで、時間つぶしのためセルビア人の同僚とカフェに入り、メニューを眺めていたところ、衝撃の文字が・・・。

 

“Plazma shake”

 

生理学をかじったことがあれば、反応してしまうのではないかと思うのですが・・・。

 

plazma? Plasma? 血漿??? 血漿シェーク???

 

と、軽くパニックになり、同僚に「プラズマシェークって何??」と聞いたところ、「ビスケットを粉々にして牛乳と混ぜた飲み物・・・」との回答が。。。

ビスケットを粉々にして牛乳に混ぜたら血漿みたいになるのか???と、またまた頭を抱えつつ、飲むのが早い!と思い、勇気を出して衝撃飲み物を注文したところ、出てきたのがこちら。。

思っていたものと違ったなぁ。でも疑似血漿飲料でなくてよかったです・・・。

 

その後ほどなくして知りました。

セルビアの国民的お菓子「plazma」

スーパーのお菓子コーナーの一角は、各種plazmaコーナーがあります。

Plazma、Plazma-coko (チョコ)、Plazma mini、Plazma mini-mini・・・。

混ぜて飲むプラズマもあります(下段)。この写真にはありませんが、麦芽PlazmaとかピーナッツPlazmaとか、いろんな種類のプラズマがあるのです。

 

そういえば、初めての本邦研修の最後の日に研修生の見送りに行ったところ、研修生の一人が余った所持品をくれたのですが(笑)、その中の一つがplazmaだったことに後から気がつきました。2週間の研修にも持参しちゃうほど欠かせないお菓子なのですね。

その時は、あまりインパクトのない味だなぁと思いつつ、なぜか食べ始めたら止まらず、不思議なお菓子だと思っていたのですが、国民的お菓子だったとは・・・。

 

味はといいますと・・・。

日本でいうマリービスケットをシンプルかつ淡泊にしたような感じです。

個人的には、mini-miniチョコが一番好きです。

ただのplazmaチョコも試してみたのですが、mini-miniチョコの方がおいしく感じます。

こんなにサイズを変えていろいろ出すことに意味があるのかなぁと思ったこともありましたが、意味があることを実感しました。

セルビアの人たちはプラズマで育ったと言っても過言でなさそうなこのお菓子、食べ続けていたらセルビアの人たちみたいに大きくマッチョになれる?かもしれません。

セルビアあるある④:日本より便利?

これは「セルビアあるある」というよりも「ベオグラードあるある」かもしれません。

ベオグラードのお店はよく働いてます。

街角にあるキオスクの多くは24時間営業です。

前に紹介したペカラも24時間営業です。

前に紹介したおもちゃ薬局も24時間営業・・・。公立薬局も24時間のところがあります。

近所のスーパーも24時間やってます。

極めつけは、建設中だった裏のホテルです。

骨組みの頃から、夜中の2時や3時でも煌々と電気をつけて工事が続けられていました。

安全がきちんと確保されていることをただただ願うばかりでした。

公務員の方々は長い夏休みに加えて、スラバ(宗教のお休み)とか、何もない時でもうらやましくなるくらいお休みを取られていますが、民間の方々は本当によく働いてます。働き者のみなさんが幸せに暮らせるよう、公務員の皆さんと頑張ります。

衝撃画像 その2

仕事で地方に行く途中、まだベオグラード郊外を走っていたところ、珍しくまじめに仕事の話をしていた私たちに、運転手さんが控えめに「まじめな話してるところ、こんなこと言うのもなんだけど、前の車がおもしろいよ」と。

車の中の羊と目があっているではないですか。。。

 

横に回ってみるとこんな感じ。

後部座席にぱつぱつに羊が乗せられているではないですか・・・。

 

あの羊たちはドナドナ売られていくのか、10匹は確実に乗ってるだろう、どうやって詰め込んだのか、糞尿はどうなっているのか?など、しばらく車中は大興奮でした。最近は羊も荷馬車じゃなくて自家用車で移動するんですね。

衝撃画像 その1

セルビアで発見した衝撃的なことをご紹介します。

 

仕事終わりにみんなでお疲れ様の挨拶をしていたところ、近くでメキメキメキっと尋常でない破壊音が・・・。

 

驚いて近づいてみると、街路樹が根っこからもげてました。

かなり大きい街路樹で、車の上にぶつかったりそばの建物の窓ガラスを激突してもおかしくなかったのですが、とりあえず誰も何も被害にあってなくてよかったです。木は根っこからもげてしまってかわいそうでした。

 

しばらくこのまま放置されるのかと思いましたが、その日の夜にベオグラード市が撤去したようです。

セルビアの春

少し(いや、だいぶ)前の話になりますが・・・。

 

セルビアの冬を経験するのは3回目でしたが、今年はびっくりするほど雪が多かったです。

3月末だというのに、この雪景色・・・。

そして、このわずか2週間後、すごい勢いで春がやってきました。

日本の桜と比べると華やかさは少し控えめですが、いっせいに花が咲き出して春の訪れを感じます。

そして一番感動したのはこちら。

郊外にいくと真黄色の菜の花畑が地平線のはるか向こうまで一面に広がっています。こういった景色があちらこちらでみられます。日本だったら絶対観光名所になること間違いないと思うのですが、車を停めて写真を撮っている方はだれもいません。プロジェクトのセルビア人スタッフに、セルビア語で菜の花は何ていうのか聞いてみても誰も知らない・・・。こんなにきれいなのに。。。

 

そういえば、街で咲いている桜にも気を留める人は誰もいなくって、春の当たり前の光景過ぎて自然に受け入れているのでしょうか・・・。