ラテンの国:ニカラグア

日本から飛行機を2本乗り継ぎ、遠く離れた中米ニカラグアへ病院建設計画準備調査に行ってきました。
首都マナグアの上空から街を見下ろすと、何やら黄色い物体が点在しているのが確認できます。地上に降り立ち、その正体が明らかに!黄色の物体は『Life Tree』と呼ばれる、黄色い木のモニュメントでした。マナグアの象徴ともいえるこの木は、夜間にはライトアップされ黄金に輝きます。個人的には昼バージョンのほうが好きですが。

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今回、私は主に首都で医療機材の市場調査を行ったのですが、事前にアポイントメントを取って訪問した先々で「男性かと思った」と言われました。一体なぜ??
なんでもニカラグアでは名前の最後が『o』だと男性、『a』だと女性なのだとか。それを聞いて、いつもメールで『Mr.』と書かれていた理由がようやくわかりました。国によって、名前の由来や法則は特徴があっておもしろいです。
私にとってこれが初めてのニカラグア滞在だったのですが、気候もさほど暑くなく、おおらかで優しいニカラグアの人々からパワーをもらい、おおむね順調に調査を進めることができました。

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視察先の病院では笑顔あふれるベテラン看護師から熱烈なハグを受け、また、地方のレストランの店先では生後3ヶ月の大きな赤ちゃんに癒されました。どの国に行っても笑顔は世界共通、子どもは可愛いものです。
最後にもうひとつ。この柔らかい赤身のステーキもまた、日々のパワーの源でした。3週間の滞在期間中にどれだけのお肉を食べたのか…。深く考えないことにします。

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スーダン産フレッシュライムの効果

スーダン国カッサラ州基本行政サービス向上による復興支援プロジェクト、母子保健・研修管理マネージメントとして久々にスーダンにきております。

3か月ぶりのスーダンは雨季を終えて若干涼しくなったものの、相変わらず暑さと乾燥が続いています。
大都会での便利な生活にすっかり身体が甘やかされてしまったのか、こちらにきてすぐに喉をやられ風邪をひいてしまった私。
するとスーダン人の同僚が「風邪にはこれが一番だよ!」とフレッシュライムをたっぷりと持ってきてくれました。
温かい飲み物に入れて飲みなさいということで、お湯又は紅茶にハチミツと一緒に入れて毎日いただいています。


スーダン人って本当に心優しいと言いますか、慈悲深いと言いますが、困っているとすぐに助けてくれるのです。
厳しい環境の中での仕事、スーダン人の優しさに何度救われたことか。
看護師の私ですが、今回はすっかり看護されてしまいました(汗)

このカッサラ産ライム、皮が固くて絞りにくいのですが、果汁たっぷりで種もたくさん入っています。
そしてその効果スゴイです!
日ごとに風邪症状が軽快!!

お陰様でもう体調が戻り、来月実施予定のワークショップ準備を進めています。
今度は村落助産師研修のファシリテーターである、助産師・ヘルスビジターを対象にコーチング能力強化のワークショップです。
カッサラライムティーを飲みながら頑張ります!

伊東

モルドバの街並みと人々

医療サービス改善事業準備調査でモルドバを訪れています。

モルドバの首都キシナウは、最近では10度を下回り、紅葉が見頃の季節です。

 

 保健省の入り口

 

キシナウにはトロリーバスが走っています。料金も14円くらいで、大変手頃です。トロリーバスとは、道路上に張られた架線から取った電気を動力として走るバスです。落ち葉が舞い落ちるキシナウの街中を、トロリーバスがゆっくりと走る姿は風情を感じます。

 

景観もさることながら、モルドバ人の人柄も温かく、穏やかで対応が丁寧です。重い荷物を持っていたら必ず持ってくれようとしますし、面談後に院長自らが、病院の外まで見送りに来てくれます。

約束の時間には必ず待っていてくれますし、“5分~10分前行動”の習慣が備わっているようです。17時の退社時間を過ぎても熱心に調査に付き合ってくれます。

これまでの日本の支援に対するモルドバ側の評価も高く、調査を通して日本への期待の高さが伝わってきます。有意義な調査となるよう、頑張りたいと思います。

 

 

モルドバ共和国~世界遺産的ワイン?

首都キシナウを訪れるまで、モルドバがヨーロッパの地図のどの辺に記載されているのか全く知りませんでした。歴史的には、モルダビア・ソビエト社会主義共和国としてソビエト連邦の構成国の一つであり、ソ連崩壊後1991年にモルドバ共和国と沿ドニエストル共和国に分かれて独立した国だそうです。街はソ連時代のあっさりとした建物が残っているものの、行き交う人々の顔はルーマニア系、ロシア系、トルコ系、中央アジア系など様々です。

 

 

 

 

 

さて、今回の私の仕事は、国立の母子専門病院と国立癌研究所の病院機材の調査でした。母子専門病院は、日本でいえば国立成育医療研究センターで、高度医療専門センターとして医療と研究が連携し、母性医療、小児医療などの推進を目指しています。癌研究所は、日本でいえば国立がん研究センターで、癌治療の拠点であり、臨床、研究、人材の育成を実施している、モルドバでもトップクラスの大きな病院です。写真は未熟児で生まれた赤ちゃんを超音波で検査しているところですが、 医師と看護師の手の下の赤ちゃんの小さいこと、お分かりいただけるでしょうか?

未熟児で生まれた赤ちゃんは、少し大きくなると、お母さんと一緒の病室で過ごします。

母乳を自分で飲めるようになったら、めでたく退院になります。写真を撮らせてくれたお母さんが(1,100gで生まれた赤ちゃんは、真ん中のケースに寝ています)、今日少しだけおっぱいを吸ったと話してくれました。もう少し飲む量が増えると退院だそうです。「2~3日様子をみて・・・」という医師の言葉に、「小さな命が救われたのだなぁ。」と思わず感動に浸っていました。

すると、すでに先に部屋をでていた案内人の元院長が「Fujita、Fujita」と腕を振りながら大声で呼んでいます。はいはい、通訳さんは大笑いしてるけど、私の名前はFujitaじゃないし~・・・・と思いつつ、部屋をでました。次は検査室の調査です。検査技師は午後3時半から4時に帰宅するので急がないといけないのだと通訳さんが説明してくれました。元院長はまた「Fujita、Fujita」をニヤつきながら言っています。 「だからぁ~私は××だってば~」と通訳さんに言ったところ、通訳さんが「ルーマニア語で、Fujitaは走るという意味なのよ。先生はFujita Planningに引っ掛けて呼んでるわけ。 走れ、走れと。」とのこと。 Fujitaって走れという意味なんですか・・・ だから うちの社長は仕事が早く、歩くのも超早いわけですな となんとなく納得。でも 社長はルーマニア人ではありません(念のため)。

さて 翌日は癌研究所です。手術室です。手術用のベッドが古いために壊れてしまい、高さの調節ができなくなったので、お手製の木製踏み台を作って手術しているそうです。その日の外科医の先生は身長が193cmもあったため、もっと低い背の人じゃないと写真に臨場感がでないなぁと下手くそなカメラマン いや カメラウーマンの私が通訳さんにささやいたところ、通訳さんが同席していた副院長にお立ち台に立ってくれるよう頼んでくれました。

副院長も快く立ってくださいましたが、大学で助教授として医学生を教え、研究所でも何十人もの研修医を指導し、いわゆる白い巨塔の先生がにっこり笑ってポーズを取ってくださるとは、これまた違った感慨深いものがありました。さて、この先生もFujita Fujitaと言いながら、授業や会議をのぞき2日間ずっと一緒に走りながら、案内してくださいました。とんでもなく大きな病院の調査に走り回った2日間。通訳さんも私もぐったり。

すると、副院長が「私の部屋にいらっしゃい。頑張って調査をしてくれたので、乾杯をしよう。」 とおっしゃいました。時は金曜日の夜7時。へろへろとお部屋に伺いました。そして 先生が出してくださったのがワインです。おぉぉぉ~ かの有名なモルドバワイン!!!!!

しかし、少々歴史を感じさせるラベルの具合。

写真では見えないかもしれませんが、作られたのはソビエト連邦の時代1987年、ゴルバチョフさんが最後の大統領であった時で、瓶に詰められたのが1990年モルドバが共和国主催を表明した年、最後の大統領ゴルバチョフさんの時代が終わった時のワインだそうです。ソ連の栄枯衰勢、モルドバの独立への闘いを示す、モルドバの人にとっては歴史的に貴重なワインです。

「こんな大事なワインは飲めません」と伝えてもらったところ、副院長は「是非持って帰ってください」とおっしゃる。何回かお断りしましたが、通訳さん(モルドバ女性)が「あまり断ると副院長に失礼です。もらってください。」というので、一応お預かりしてきました。この計画が成功したら、こんどはこのワインを持参して、お祝いに参上しますと約束してきました。 今は、狭い我が部屋に保管してあります。

この計画の対象病院が満足できるような計画になることを、心の底から願っています。いつか、この続きをお知らせできるよう頑張ります。

そして、ちなみに、仕事のあとの乾杯は、よく冷えた白のスパークリングワインとつまみはチョコレートとナッツでした。おいしゅうございました。 感謝

東奔西走

ザンビアのプロジェクトではプロジェクトサイトに東部州と西部州を持っています。活動のあるたび、プロジェクトの車にて600kmほど首都より離れた州へ移動します。
ある西部州出張の日、車の中で考え事をしていると何か違和感を感じました。自分では、はじめ何に違和感を感じたのか分からなかったのですが、しばらく車に揺られているとその違和感は「迷子になった様な感覚」であることを確信しました。
自分は西方面に移動しているつもりだったのですが、太陽が右手頭上より感じられるため方向感覚を失っていたのでした。
小学校の時から、太陽は一番高くなるのは南中といい南の空にあるものだと思い込んでいましたが、南半球に来たらそれとは逆に北中するということ。南半球生活に慣れていないだけに、いまだに出張の際はその違和感を感じています。いつになったら慣れるのでしょうか。

ジャカランダ

親子や小さな兄弟が手をつないで道を歩く姿、動物が群れをなして道端をゆっくり歩く姿。

車窓から見える景色は、時に人を和ませてくれるものですが、

その一つがきれいな花だったりもします。

 

 

 

 

 

 

ザンビアでは今、ジャカランダの花が満開です。

街路樹でいたるところで紫の花がみられ、慌ただしい毎日の癒しとなっています。

日本の桜のような感覚なのかな、と思い描いています。

 

保健省オフィスからの眺め

南スーダンで活躍する“さりげない”上司

7月のある日。

南スーダンから一時帰国で戻られた会社の上司が、雑談の中でさりげなく

「全然報告していなかったけれど、以前、新聞に載せてもらってたみたいです」と、自身が掲載された新聞記事を教えてくださいました。

2012年4月18日付の毎日新聞の朝刊です。

毎日新聞HPより

5年間もの長い間、理数科教師育成のための専門家としてジュバに滞在し、スーダンにおける紛争、復興、そして南スーダン独立と、あらゆる激動の瞬間を現地の人々と共に過ごし、生の目で見てこられています。

現地のカウンターパートの信頼も厚く、いつも笑顔が素敵な上司ですが、数か月経ってから新聞に掲載されたことを口にする、そのさりげない立ち振る舞いが、憧れの国際協力人として、私の目にまぶしく映りました。

 

 

少年よ 大志をいだけ?

スーダンの南部に位置するセナール州のヘルスセンターに、医療機材を配った時のことです。ヘルスセンターとは、各村落に設置されている医療施設ですが、大きな病院がある州の中心から遠く離れた地域に暮らす住民にとっては命綱ともいえるものです。スーダンのへき地に行くと、居住環境はもちろん、医療環境も整備されておらず、住民たちが受けられる医療サービスには限りがあるのが現状です。我が国は、過酷な医療環境の中で懸命に医療サービスを提供しているヘルスセンター(スタッフの技術力やモチベーション、病院施設、患者情報等を調査し90以上の医療施設から選定)に必要な医療機材を供与しました。

ヘルスセンターに届いたベッドや椅子、血圧計や顕微鏡など山のような機材を、村の人が総出でヘルスセンターのなかに運びこんでくれます。

子供たちも集まってきて、聞きます。 「ニンハオ~ ねぇねぇ おね~さん 中国人?」

そうだよねぇ~ 顔だけじゃ区別がつかないだろうね~。でも ここはしっかり日本国について覚えてもらわなければいけません。

「ノ~ ノ~ 日本 日本 ジャパンだよ。ほら このマーク JICAマークを見て見て!」

 

すると一人の少年が 機材の近くに寄ってきて、じっっとJICAマークを見つめ始めました。

 

「少年! この光景を心に刻んでおいてね! いつか 君が大きくなった時、こんどは君が他の国の人を助けてあげる番になるからね。」と私は心の中でつぶやきました。でも 大きな声で言った方がよかったかなぁ?

 

ミートパーティ in Sudan!!!

スーダンのプロジェクトのスタッフが、ある日ミートパーティを計画してくれました。首都から車で30分ほどのオンドルマンに肉市場があり、そこで新鮮な肉を買って調理してもらうとのことでした。総勢10人がお腹を空かせて市場に向かいました。現地スタッフの女性が肉屋のおばちゃんと交渉すること15分、8kgのお肉が安く買えました。イスラム教の国なので肉といえば羊です。写真の肉屋のおばちゃんが吊り下げられた肉をどんどん切ってくれていますが、スーダンの人は気が長いのです。料理が出来上がるまでにはまだ1時間以上かかるとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

空腹で待つのはつらく、気を紛らわせるために、通りをぶらぶらと歩き回っていましたが、ある店から呼びかける声が・・・

 

日本ならさしずめ、そこの奥さん!! 美味しい肉があるよ! いらっしゃい いらっしゃいというところでしょうか。ラクダの絵が描いてあります。 え? ラクダの肉? 品定めをしている白い服のおじさんに、ラクダの肉? 美味しいの?と聞くと、「女性はみ~んなラクダの肉は大好きだぜ。なんせ 肌が美しくなるからねぇ。美人になると言われてる。」との返事。 え? お肌が? 美人になれる? そりゃ 聞き捨てなりません。早速現地スタッフを呼んで、再度交渉。ラクダ肉をゲットしました。

 

 

そして、出来上がった料理がこの写真です。

食べた結果?  是非 フジタプランニングへお越しいただき、ご確認くださいませ!

ご褒美

昨日、ザンビアから日本に戻ってきました。

久々に出社し、仕事をしていた昼下がり、時差もあってか頭がボーっとしていたころに、

 

 

社長が冷蔵庫の中から↑↑(上の写真)を出してきてくれました。おしゃれな包みをほどくと、中から真黒なもの↓↓(下の写真)が・・・

 

 

   

 

ぬ??黒い。

 

 

恐る恐る包丁を入れたところ、、、

なんと、中からは濃厚なチーズが!

 

 

 

 

その正体は、『真黒なチーズケーキ』*でした。

ほろ苦い大人の味をしたココアのサクサク感と、濃厚なチーズがマッチして、なんとも言えない絶妙な味わいでした。

社長が社員のために四国の有名なフランス菓子工房から取り寄せてくれた(!)とのことで、ザンビア滞在中、美味しいデザートに飢えていた私は、ケーキの美味しさと社長の心遣いに感動しました。時差で眠いと言っている場合ではありません。頑張って仕事をさせていただきます。

私にとっては思いがけないご褒美のように感じられた「真黒なチーズケーキ」。

社長、ごちそうさまでした。

たつの

*香川県にある La Famille(ラ・ファミーユ) さんの、その名も「真黒なチーズケーキ」でした。