バングラデシュ国医療サービス提供の質の改善プロジェクト(病院サービスの質現状調査)が始まりました。

2017-11-20

バングラデシュ国医療サービス提供の質の改善プロジェクト(病院サービスの質現状調査)が始まりました。

わが国による「母性保護サービス強化プロジェクト(SMPP)」(2006年~2011年フェーズI、2011年~2016年フェーズII)は病院での母子保健関連サービスの質改善活動に対し技術協力を行い、医療サービスの質改善手法である5S/Kaizen/TQMの政策化や全国展開に貢献しました。2017年9月現在100以上の公立病院がこの手法を取り入れ、質改善委員会、ワーク改善チームを結成し5S活動を展開しています。2017年7月から開始した「医療サービス提供の質の改善プロジェクト」では、病院サービスの質を改善する病院管理の強化とあわせて、新しい課題であるNCDsと妊産婦保健を統合したサービスの提供、NCDs予防活動の促進を支援しており、SMPPの経験や教訓を基に、更なる病院サービスの質の改善に取り組む計画です。

ついては、現在のバングラデシュでの病院における質改善の取り組みに関する現状、同分野における他ドナーの支援状況、課題などを情報収集・分析し、新しい課題としてのNCDsへの対応もふまえた効果的なプロジェクトの詳細計画策定に繋げ、また、調査結果に基づき先方政府への提言を行うために、本調査の実施に至りました。

本業務従事者は、上記の目的を達するため、バングラデシュにおける病院サービスの質改善(Quality Improvement:QI)関連の活動や病院の自主的な取り組み(優良・失敗事例、教訓)に係る情報を収集・整理し、現状分析と課題の明確化を行います。分析結果を基に更なる改善のための提言や改善活動を支え、持続させる仕組みの提案を行うとともに、今後作成予定の当該プロジェクトの詳細計画の一部を構成する病院サービスの質改善活動案をまとめます。

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