モルドバ国医療機材維持管理改善プロジェクトが始まります。

2015-03-05

モルドバ国医療機材維持管理改善プロジェクトが始まります。

現在モルドバ国では各病院に機材維持管理体制が委ねられており、日常点検を含めて機材毎にメーカーとのメンテナンス契約を締結している病院や、多様な機材を一括してメンテナンス会社にメンテナンスを委託している病院等、対応は病院によって異なっています。メンテナンスに係る契約費用の高さ、一つのメンテナンス会社が扱うメーカー数の多さ、メンテナンス会社と契約を行った際のサービスの質の悪さ等、機材維持管理体制に係る課題が存在しており、この背景として国内に医療機材を扱えるエンジニアが少なかったことが挙げられます。このような課題を背景に、2005年からバイオメディカルエンジニアが養成されるようになり、2009年からは修士課程も開設されるなど、少数ではあるが国内で医療機材の維持管理ができる人材が育ちつつあります。モルドバ保健省は医療機材管理ユニットを全国に広げ、効率的に医療機材の維持管理を行うことを計画していており、医療機材管理ユニットの設置基準や人員構成、業務範囲は未だ定められていないことから、これらの明確化が必要とされています。

これらを背景として効率的な医療機材維持管理体制案の検討及びパイロット病院での医療機材維持管理の体制作りをめざし、技術協力プロジェクト「医療機材維持管理改善プロジェクトの要請が保健省から我が国に対して提出されました。

今後は2年間に渡り、整備された医療機材管理センター/ユニットが機能するようにします。

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