フィジー・スバの風景

2019年4月よりフィジーにおける「5S-KAIZEN-TQMによる保健サービスの質の向上プロジェクト」の現地業務が開始されました。

専門家が派遣され1週間、プロジェクトサイトであるフィジーの首都スバ市内の様子をご紹介いたします。

リゾート地として有名なフィジーですが、観光サイトの中心は首都から約200km離れた場所にあるナンディという年にあります。首都であるスバはビティレブ島南東沿岸に位置し、フィジーの政治および行政の中心になります。

休日の市内の様子です。平日には人通りも車通りも多く、活気のある市中心部の通りも、日曜日の朝は閑散としています。あまり大きな街ではないので、タクシーを使用しても500円ほどで市内をぐるぐると回る事ができます。

日用品や家電製品、洋服や雑貨など生活に必要なものはほとんど市内で入手することができます。

 

市内から南側に伸びる通りは片側2車線の大きな通りで、歩道も整備されているため散歩やジョギングに適しています。

右側に見えるグラウンドではフィジーの人気スポーツであるラグビーが男女入り混じって行われていました。

 

 

最後の一枚は港湾都市であるフィジーのヨットハーバーから見える景色です。透き通った青い南国の海のイメージとは違いますが、のどかで美しい風景でした。

青空が見えていますが、この後1時間後には大雨が降り始め、全身ビショビショになってしまいました。スバの気候は変わりやすく、あまり予測できないということを学びました。

 

 

マラウイの日常のひとこま

アフリカ南部に位置するマラウイ国で、5S-KAIZEN-TQMアプローチによる病院運営改善支援の現地業務が2019年3月から開始されました。

(JICAが実施する個別専門家派遣のスキームで、2016年以来、約2年半振りに同支援が再始動しました)

マラウイの風景や生活について、これから少しずつお届けします。

2019年4月8日から11日にかけて、プロジェクトで支援するKAIZENのベンチマーク候補病院を視察するために、マラウイ南西部を訪れました。

病院を訪問する際に出会った風景が、一面に広がる茶畑です。

チョロ県(Thyolo district)というところで、茶葉の栽培に適した気候、環境であったことから、1900年ごろから茶葉の栽培が始まり、今ではマラウイの茶葉の名産地となっています。

 

摘み取られた茶葉は、主に紅茶にされ、良質な茶葉は海外にも輸出されているようです。

多忙な出張の合間に癒される風景です。

そして、もう一枚。

最近、日本でも導入が進んでいるようですが、マラウイの首都(リロングウェ)のカフェで木製ストローが使われていました。

グラスの中身は、マンゴースムージー。マンゴーを気軽に楽しめるのも、マラウイならではでしょうか。

 

 

 

ペット大国:にゃんこ編・その後

以前、にゃんこ編でご紹介したカフェの看板にゃんこ。

なんと先々月、カフェが潰れてしまったのです(涙)。

 

ベオグラードではお店が開店したり潰れたりは日常茶飯事で、下にあるカフェたちも潰れては新しいお店ができて・・・ということを繰り返しています。

 

で、潰れたカフェが再び開けられ、新装開店の準備が進められているところ、このにゃんこが近所をかっ歩していたので、オーナーさんと一緒に戻ってきたのね、と喜んでおりました。

以前に比べてよく近所をかっ歩しているので、仲良くなろうとじわじわと近寄り、接触を試みました。

最初は敬遠されていましたが、なでなでできる仲になり、カフェの前でなでなでしていたところ、知らないセルビア人のお兄さんが寄ってきて、「この子を養子にもらってくれない?」とのびっくり発言を・・・。

 

「うー、養子は無理だなぁ。ここのカフェの子じゃないの?お兄さんが引き取ってあげたら?」と言ったのですが、「うちには13歳のねこがいるから無理。この子かわいいんだよ」

 

確かにかわいい。けど養子はやっぱり無理・・・と思いつつ、その日から、心なしかかっ歩している姿も寂しげに思えてしまい、このにゃんこが無事に生きていけているか心配になり、通るたびに探すようになりました。

 

よく出没しているのは、正面の高校の入り口です。

ちゃんと食べてるのか心配で、えさを持っていってあげたいなぁと思っていたところ、カフェのとなりのネームプレート屋さん(にゃんこ2匹在住)の前にねこの餌がおいてありました。時々なくなっているので、食べているみたいです。よかった・・・。

 

このにゃんこがこの界隈で元気に生きていけますように見守りたいと思います。(ただ心配しながら探しているだけですが)

 

セルビアあるある⑤-Plazma

まだプロジェクトが始まってあまり経っていないある日のベオグラードで、時間つぶしのためセルビア人の同僚とカフェに入り、メニューを眺めていたところ、衝撃の文字が・・・。

 

“Plazma shake”

 

生理学をかじったことがあれば、反応してしまうのではないかと思うのですが・・・。

 

plazma? Plasma? 血漿??? 血漿シェーク???

 

と、軽くパニックになり、同僚に「プラズマシェークって何??」と聞いたところ、「ビスケットを粉々にして牛乳と混ぜた飲み物・・・」との回答が。。。

ビスケットを粉々にして牛乳に混ぜたら血漿みたいになるのか???と、またまた頭を抱えつつ、飲むのが早い!と思い、勇気を出して衝撃飲み物を注文したところ、出てきたのがこちら。。

思っていたものと違ったなぁ。でも疑似血漿飲料でなくてよかったです・・・。

 

その後ほどなくして知りました。

セルビアの国民的お菓子「plazma」

スーパーのお菓子コーナーの一角は、各種plazmaコーナーがあります。

Plazma、Plazma-coko (チョコ)、Plazma mini、Plazma mini-mini・・・。

混ぜて飲むプラズマもあります(下段)。この写真にはありませんが、麦芽PlazmaとかピーナッツPlazmaとか、いろんな種類のプラズマがあるのです。

 

そういえば、初めての本邦研修の最後の日に研修生の見送りに行ったところ、研修生の一人が余った所持品をくれたのですが(笑)、その中の一つがplazmaだったことに後から気がつきました。2週間の研修にも持参しちゃうほど欠かせないお菓子なのですね。

その時は、あまりインパクトのない味だなぁと思いつつ、なぜか食べ始めたら止まらず、不思議なお菓子だと思っていたのですが、国民的お菓子だったとは・・・。

 

味はといいますと・・・。

日本でいうマリービスケットをシンプルかつ淡泊にしたような感じです。

個人的には、mini-miniチョコが一番好きです。

ただのplazmaチョコも試してみたのですが、mini-miniチョコの方がおいしく感じます。

こんなにサイズを変えていろいろ出すことに意味があるのかなぁと思ったこともありましたが、意味があることを実感しました。

セルビアの人たちはプラズマで育ったと言っても過言でなさそうなこのお菓子、食べ続けていたらセルビアの人たちみたいに大きくマッチョになれる?かもしれません。

セルビアあるある④:日本より便利?

これは「セルビアあるある」というよりも「ベオグラードあるある」かもしれません。

ベオグラードのお店はよく働いてます。

街角にあるキオスクの多くは24時間営業です。

前に紹介したペカラも24時間営業です。

前に紹介したおもちゃ薬局も24時間営業・・・。公立薬局も24時間のところがあります。

近所のスーパーも24時間やってます。

極めつけは、建設中だった裏のホテルです。

骨組みの頃から、夜中の2時や3時でも煌々と電気をつけて工事が続けられていました。

安全がきちんと確保されていることをただただ願うばかりでした。

公務員の方々は長い夏休みに加えて、スラバ(宗教のお休み)とか、何もない時でもうらやましくなるくらいお休みを取られていますが、民間の方々は本当によく働いてます。働き者のみなさんが幸せに暮らせるよう、公務員の皆さんと頑張ります。

衝撃画像 その2

仕事で地方に行く途中、まだベオグラード郊外を走っていたところ、珍しくまじめに仕事の話をしていた私たちに、運転手さんが控えめに「まじめな話してるところ、こんなこと言うのもなんだけど、前の車がおもしろいよ」と。

車の中の羊と目があっているではないですか。。。

 

横に回ってみるとこんな感じ。

後部座席にぱつぱつに羊が乗せられているではないですか・・・。

 

あの羊たちはドナドナ売られていくのか、10匹は確実に乗ってるだろう、どうやって詰め込んだのか、糞尿はどうなっているのか?など、しばらく車中は大興奮でした。最近は羊も荷馬車じゃなくて自家用車で移動するんですね。

衝撃画像 その1

セルビアで発見した衝撃的なことをご紹介します。

 

仕事終わりにみんなでお疲れ様の挨拶をしていたところ、近くでメキメキメキっと尋常でない破壊音が・・・。

 

驚いて近づいてみると、街路樹が根っこからもげてました。

かなり大きい街路樹で、車の上にぶつかったりそばの建物の窓ガラスを激突してもおかしくなかったのですが、とりあえず誰も何も被害にあってなくてよかったです。木は根っこからもげてしまってかわいそうでした。

 

しばらくこのまま放置されるのかと思いましたが、その日の夜にベオグラード市が撤去したようです。

セルビアの春

少し(いや、だいぶ)前の話になりますが・・・。

 

セルビアの冬を経験するのは3回目でしたが、今年はびっくりするほど雪が多かったです。

3月末だというのに、この雪景色・・・。

そして、このわずか2週間後、すごい勢いで春がやってきました。

日本の桜と比べると華やかさは少し控えめですが、いっせいに花が咲き出して春の訪れを感じます。

そして一番感動したのはこちら。

郊外にいくと真黄色の菜の花畑が地平線のはるか向こうまで一面に広がっています。こういった景色があちらこちらでみられます。日本だったら絶対観光名所になること間違いないと思うのですが、車を停めて写真を撮っている方はだれもいません。プロジェクトのセルビア人スタッフに、セルビア語で菜の花は何ていうのか聞いてみても誰も知らない・・・。こんなにきれいなのに。。。

 

そういえば、街で咲いている桜にも気を留める人は誰もいなくって、春の当たり前の光景過ぎて自然に受け入れているのでしょうか・・・。

セルビアのクリスマス

ご紹介したいネタはいろいろとあったのですが、仕事が忙しすぎてだいぶあいてしまいました・・・。

随分遡りますが、クリスマスネタを・・・。

 

ベオグラードでは10月の終わり頃に一斉にクリスマスのデコレーションがはじまりました。

「随分早くから準備してるんだね~。」とセルビアの方に何げなく言ったところ、とても皮肉な感じで、こう一言。

「これどういうことかわかる?クリスマスのデコレーションは飾れば飾った期間だけ費用が発生して、デコレーションをやっている会社が儲かる仕組みになってるんだよ。私達の税金がこうやって使われているの」

 

うーん、それは切ない。そして、残念ながら好みのデコレーションではない・・・。

 

12月にこれらのデコレーションに見送られいったん日本に戻り、2月に再度ベオグラードに到着したところ・・・。

クリスマスのイルミネーションに迎えてもらいました。

ツリーもまだあります!

3月も引き続きクリスマスモード。

このままずっと1年中クリスマスなんじゃないかと思いはじめた4月、じわじわと撤去されて日常に戻りました。

片付け忘れであれば、「のんびりしてるのね」って感じですが、本当にこれにお金がかかっているのであれば、やっぱり切ないです・・・。

 

 

 

 

 

 

油は旨味~その後~

今回のセルビア渡航前に見たテレビの健康番組(ダイエット系だったと思います)で、麻薬の次に中毒性の高い危険な食べ物として紹介されていたのが・・・。

「油」

その番組によりますと、油中毒になると味覚が麻痺して味がわからなくなり、こってりした料理を沢山食べてしまうとのこと(確かそんな感じでした)。

で、油中毒から立ち直るための対策は「旨味成分」なのだそうです。

具体的に何をするかというと、ペットボトルに水と昆布を入れてできた旨味成分水を作り、家のあちこちに置いて、気が付くごとに一口飲んでいるうちに、麻痺した味覚が取り戻せるそうです。(これもテレビ番組の受け売りなので、真偽は不明です)

マヨネーズ大好きの私は油中毒疑いと自己診断し、味覚を改善すべく、普段ならば絶対に恋しくなることのない昆布を2パックも購入して、いざベオグラードへやってきました。

1週間先にセルビアに赴任していた同僚に会ったところ、開口一番

「私、カイマック中毒になっちゃいました!」

カイマックとは・・・?あのチーズとバターの中間のような、脂肪たっぷりの体にはあまり良くなさそうな、そしてダイエットにもよくなさそうな、あのカイマック・・・。

これです。カイマック。

テレビで見たばかりの油中毒が、こんなところで現実に・・・。

以前のブログで「油は旨味」の記事をかいた同僚は、わずか1週間でカイマック中毒になり、毎日カイマックを食べたい欲求を抑えられないとのことでした。私の油中毒疑惑は、大した問題ではないことに気が付きました。

その後、同僚は自制心をフル稼働してカイマックを食べたい衝動を抑え、カイマック断ちに成功し、無事に中毒から立ち直りました。よかったです。

そして、私の昆布水・・・。

用意はしましたが、飲んでもあまりおいしくないし、そのへんにおいてもあまり気づくこともないし、そうこうしている間に1週間近く経過し、もはやこの水、飲んで大丈夫なのか?と心配になり、それ以来昆布水を作ることはやめました。

張り切って買った昆布2パックは日本に持って帰ります。