スーダン国カッサラ州で村落助産師研修がはじまりました。

JICAが実施する「スーダン国カッサラ州基本行政サービス向上による復興支援プロジェクト」に、母子保健研修管理・マネージメント担当として派遣されております。

80%以上の女性が自宅で出産するというスーダンでは、1年間の教育を受けた村落助産師たちが、それぞれの村で妊娠・出産・産後・新生児にまつわるケアの担い手となっています。そのように最前線で活躍する村落助産師さんを対象に、劣悪な母子保健状況を改善すべく、村落助産師現任研修を実施しています。

今回で8回目を迎える研修、ファシリテーターとなるのはヘルスビジターと呼ばれる助産師さんたちです。研修の質の改善も事業の目標の一つであり、毎回研修の内容が改善されています。
読み書きができない村落助産師さんたちがほとんどのなかで、絵や写真を使った視聴覚教材を効果的に使用していく必要があります。今回は新しく開発されたばかりの教材を初めて研修に導入してみました。作業手順書・視聴覚教材の導入によって、教える講師によって手順が変わってしまっていた科目も手順が統一され、写真を用いてわかりやすく説明することができるようになりました。

写真:視聴覚教材を用いて講義を行うファシリテーターの助産師

 

 

 

 

写真:血圧測定のデモンストレーション

 

 

 

 

 

これから7日間の研修が続きます。

気温40度を超える中、ファシリテーターも参加者の村落助産師さんも目を輝かせながら頑張っております。研修の成果を大いに期待してます。みんなの努力が実を結びますように。

 

 

 

 

 

 

母子保健研修管理・マネージメント担当:伊東