雄大な自然と発展するモンゴル

「一年でもっとも良い時期」と言われる7月のモンゴルを訪ねました。

モンゴルの人口は約303万人と、日本の横浜市人口と比べてもより少ない人数です。さらに、国土は日本の約4倍あり、世界一人口密度の低い国と言われている大きな国です。

 モンゴルの首都ウランバートルの中心部は、政府宮殿や国立オペラ劇場など歴史的な低層の建物が立ち並び、大きな空の下、とても重厚な雰囲気を醸し出しています。そして今、その歴史的な建物を囲うように新たな高層の建物の建設が次々と進んでいます。近年の首都に移り住む人の増加に伴いエネルギッシュに発展しているウランバートルの様子がうかがえました。

一方、モンゴルの伝統的な生活と言えば遊牧民の生活です。ウランバートルから数十km郊外に出ると、青い空と緑の草原が広がり、馬・羊・山羊・牛・ラクダなどを放牧する遊牧民の人たちの生活を垣間見ることができます。

 

町とはまったく異なる雄大な自然の風景に、案内をしてくれたウランバートルで暮らすモンゴルの人は、「モンゴル、美しいでしょ」と誇らし気に話してくれました。

 

セルビアの食事 Part 3 : セルビアは肉だけじゃない、魚もあるぞ

これまでは、セルビアの食事として肉、肉、肉と紹介してまいりましたが、かなり胃もたれしてまいりましたので、今日は魚料理をご紹介したいと思います。

ベオグラードにはドナウ川とサヴァ川という2本の大きな川が街の中央を流れています。プロジェクトサイトでもあるゼムンには、ドナウ川を眺めながら食事ができるレストランが川沿いにたくさん並んでいます。肉三昧のセルビアのレストランですが、ここでは魚料理も食べられます。

川で採れた魚をバターでソテーしたりグリルしたりして食べます。写真はナマズのガーリックソテーになりますが、川魚独特の臭みはなく、濃厚でおいしかったです。

こちらはスモークしたマスのグリル。燻製の良い香りが食欲をそそります。

 

サヴァ川沿いにもレストランが並んでおり、以前そこでパプリカ入りのナマズスープをいただいたこともあるのですが、よく煮込まれていてとても美味でした。日本人になじみのあるお魚、セルビアでもたまにお魚をいただくと、ホッとして良いものです。

セルビアの食事 Part 2 : お肉とカイマック、脂は旨味

この写真は、プロジェクトの活動サイトであるゼムンを訪問した際に、病院の近くの店で食べた「コバシッツァ」です。コバシッツァとはセルビア風ソーセージです。ちなみにこの写真、大きなコバシッツァが5本もあるのに、スモールサイズなのです。お店にいた男性はこの倍の量を食べていました。このお皿の左側に乗っている白いものはカイマックといって、バターのようなチーズのような濃厚なクリームで、オプションで注文します。コバシッツァ自体ボリュームが結構大きいのですが、そこにこのカイマックをつけながら食べると一気に満腹になります。お肉とカイマック、かなり危険な組み合わせです。

こちらは「カラジョルジェヴァ」というロールカツのようなメニューです。ただ、ロールカツとはいっても日本のものと中身が全く異なります。トンカツだけでもカロリー過多のところ、こちらは豚のお肉の中に先ほどのカイマック巻き込んで揚げているのです。このカイマックは揚げる過程でもちろん溶けますので、テーブルでカツを切ると、カイマックのソースがカツからジュワッと流れ出てきます。カロリーを考えると本当に怖い料理ですが、とてもおいしいのでついつい注文してしまいます。

「お肉+カイマック」は日本ではあまり考えられない組み合わせですが、脂は旨味、かなりクセになります。こんなに高カロリーなおいしいものだらけのセルビアでは、出張中にいかに体重を増やさないようにするかが大きな課題です。次の出張は体重計を持参しようと思っています。

セルビアの食事 Part 1 : 肉の祭典、ミートグリル

現在「セルビア国国家乳がん早期発見プログラム改善プロジェクト」で、首都ベオグラードにプロジェクト事務所を設置し、乳がんの検診を中心とした予防事業の改善に取り組んでおります。

何回かにわたってセルビアの食事についてご紹介したいと思います。

セルビアは、ヨーロッパの南東部にあるバルカン半島の中央あたりに位置する内陸国です。この地域のバルカン料理はとにかく「肉」のお料理が多いです。お店では肉料理ばかりが目につきます。

肉祭り、ミートグリル!

豚肉の赤身にソーセージ、鶏肉のベーコン巻きなどいろいろなお肉のグリルです。一人では到底食べられませんので、大人数でお食事に行ったときにこういった大きなミートグリルを注文します。

右下の細長いものは「チェバプチチ」、セルビア語で小型のケバブという意味です。バルカンの食事はオスマン帝国の影響を受けたものもあり、街角にはドネルケバブのお店も多く見かけられます。トルコや中東との大きな違いはお肉に豚肉を多く使っているあたりでしょうか。チェバプチチの上には、チーズ入りの小型ハンバーグも乗っています。

こちらは少人数仕様のミートグリルです。2人でお食事の際にはこのくらいの量が適当です。

チェバプチチの左、ベーコンの下に隠れているお肉は、「プレスカヴィッツァ」というセルビア式ハンバーグで、セルビアでも大人気の料理です。プレスカヴィッツァについては、また改めてご紹介します。