医療機材に関する維持管理能力の強化
医療機材の使用は不可欠なもの
今日の医療機関での診断・治療には、医療機材の使用は不可欠なものとなっています。
医療機材を安全かつ効果的に使用するために最も大切なことは、医療機器の新規または更新時の機種選定、老朽化した医療機材の廃棄の決定と日常点検・保守点検です。
その他、病院内で使用される医療機材の故障が正確に診断され、その修理が迅速かつ的確に行われること、医療スタッフに対して医療機材の正しい取り扱い方法を指導し、適切に使用される環境を整えることも、効果的かつ安全な医療行為が患者に提供されることにつながります。
医療機材の保守管理体制強化のための支援
途上国での保健医療分野では、多くのドナーが支援を展開しても、医療機器ユーザーの運用・維持管理における知識・意識の不足、医療機材を修理・補修できる人材の不足、医療機材の修理や廃棄のための体制の未確立、医療機材の運用・維持管理状況が正確に把握できないなどの問題が多数あり、調達された医療機材が効果的に使用されず、医療機材が頻繁に故障または故障した医療機材が修理されずに放置されているという状況が山積しています。
フジタプランニングは、豊富な経験と知識をもつ医療機材管理の専門家を数多くの途上国に派遣し、医療施設・医療機材の整備のほか、医療機材技術者の能力向上のための研修実施、医療スタッフをはじめとするユーザーへの教育、医療機材の調達計画策定の支援、医療機材維持管理に関するガイドラインの策定・改訂などの活動を通し、医療機材の保守管理体制強化のための支援を行っています。
>> 過去の案件
<参考資料>
- ME室 ハンドブック 医療機器中央管理のすべて (日本臨床工学技士会)
- 医療機器の基礎知識(財団法人医療機器センター)